· 

「今はもう無い日本の焼き物、志田焼」じゅん散歩日本一周103日目佐賀県嬉野市

皆様こんにちは

キャンピングカーで日本一周さんぽ
お散歩職人、長江潤一郎です。

佐賀県に突入しました!
佐賀県で最初に訪れたのが志田焼の里博物館。

海中鳥居を目指していましたが、いつものように寄り道を楽しみました笑
志田焼の原料はこの石、天草陶石。

この石を砕いて器を作る材料にするなんて、凄い技術ですね。

博物館では色々な道具を使い、
多くの工程を経て陶磁器を完成させる工程を学べるのですが、
それを観て、学ぶほど、凄い技術を要するんだなぁ〜と驚きました。
普段、器を沢山目にして、溢れているものだから簡単に作れるものと思っていましたが、

昔の人が焼き物を作る時は、凄い大変な作業や私には全然理解できない知識を駆使して作られているのを感じます。
こんなデッカい窯を使って焼いていたそうです!
中は凄く広くて、ここに焼き物を高く積んで焼いていたそうです。
今ではお洒落なカフェにもなってました。
この様なお皿などに青い色で絵が描かれているのが志田焼の作品で多いようですが、
残念ながら今は志田焼はもう作っている方がいなくなってしまったそうです。


しかし!
博物館のそばに、かつて志田焼を販売していたお店があったので観に行きました♪
お店の人から聞いて学んだのですが、
今は「〇〇焼」という伝統的な焼き物を作られている方は少ないそうです。

土は全国から手に入り、それらをブレンドできる時代になり、
土から作る陶器、鉱石から作る磁器も地域に特色があるのではなく、作者の作風によって変わる時代となったそうです。

だから、例えば有名な有田町で作られる有田焼であっても、九州の土ではなかったり、昔はなかった磁器が作られていたりするそうです。
以前行った、丹波立杭焼の窯元さんも、別の土地の好きな陶芸家に弟子入りされたとお話しを聞きました。

色々な焼き物の技術や材料が混ざって、作者の個性と、その土地の伝統も合わさって焼き物を作られているのが現代なのだと思います。
私が今回買った茶香炉も、もはや何焼かは分かりませんが、茶香炉は始めて買いました。

お茶の葉を火で燻って香りを楽しむ為の物だそうです。
使うのが楽しみです♪


佐賀県は有田焼も有名なので、後ほど有田町にも行きたいと思います。